サイドビジネスについて調べていると、副業の他に「兼業」という言葉を目にすることがあります。どちらも似ている言葉ですが、それぞれどのような意味なのでしょうか。
ここでは副業と兼業の違いやメリット、副業・兼業に向いている職業などをご紹介します。
副業と兼業にはそれほど大きな違いはない
近年は副業・兼業を解禁する企業も増えてきました。しかし「副業」「兼業」の使い分けは、企業によってまちまちです。そもそもこの2つには、それぞれどんな違いがあるのでしょうか。
もともと副業とは、「主たる仕事(本業)のかたわらで行う仕事」を指します。それに対し兼業とは、「本業以外に他の仕事や事業を行うこと」という意味です。
どちらも「サイドビジネス」であることには変わりませんが、副業には「本業よりも少ない時間・労力で行う仕事」というニュアンスが含まれています。
ただし、現在の日本では副業・兼業がほぼ同じ意味で使われるケースが大半です。「明確に使い分けされている場合を除き、それほど大きな違いはない」と考えてよいでしょう。
副業・兼業のメリットは?
副業・兼業を始めるメリットには、「収入アップ」「本業と違うやりがい・楽しさが得られる」などが挙げられます。特に収入面は、副業や兼業を始める大きな動機になりますよね。
副業・兼業を始めるメリットはそれだけではありません。
近年は副業・兼業を推進する企業も増加傾向にあります。副業や兼業で得たスキル・経験・知識を、本業にも活用できるからです。
会社員側としても、これまでの本業だけでは得られなかった幅広いスキルや知識が得られるのは大きなメリットです。
また副業や兼業には、経営者としての視野・能力が育つメリットもあります。会社員ながらも経営者の広い視野でビジネスができるようになれば、企業への利益につながりやすくなるでしょう。
これは企業にとっても大きなメリットですが、会社員側も本業での評価、および昇進につながる可能性があります。
副業・兼業に向いている職業6選
会社員が副業・兼業をする場合は、空いた時間で無理なくできる仕事がおすすめです。ここでは、会社員の副業兼業に向いている職業をご紹介します。
ブログ(アフィリエイト)
数年前には「ブログ飯」という言葉が話題となりましたが、ブログ運営およびアフィリエイトで副収入を得る人は未だ多く見られます。アフィリエイトは、ブログ記事などに広告を貼り、ユーザーが広告経由で商品を購入したときに収益が発生する仕組みです。
書くことが好きな人や、おすすめの品を紹介することが好きな人は、趣味の延長として楽しめるのでおすすめです。また匿名で運営できるため、副業・兼業にも向いています。
YouTubeの動画投稿
ここ数年で急増しているのが、YouTubeへ動画投稿をする副業です。YouTubeでは投稿した動画に広告をつけることができ、動画の視聴数=広告の視聴数に応じて収益を得られます。
事実、会社員と兼業しながら人気YouTuberとして活躍している方も少なくありません。ニーズのある動画や面白い動画、独自性のある動画を投稿すると、人気投稿者になれる可能性があるでしょう。
YouTubeは人気が出るまでに時間と労力がかかりますが、顔出しなしでも動画投稿ができ、積み上げ式で収益が伸びる可能性もあります。こうした性質から、副業・兼業に向いているといえるでしょう。
投資(株式・FX・仮想通貨など)
株式投資やFX、仮想通貨(暗号通貨)などへの投資は会社員の兼業にも向いています。利益を出すためには経済・市場の動きのチェックが必須ですが、その分経済の流れを見るスキルも磨かれていきます。また、体力的な疲労が少ないので、本業への影響を気にする方にもおすすめです。
ただし、投資はリターンがある一方でリスクも存在します。あらかじめ投資について学んでから挑戦したり、小額投資からスタートしたりといった対策を行いましょう。
ライター
兼業には記事や広告、書籍などの文章を書く「ライター」もおすすめです。特に近年はWeb上の文章を書く「Webライター」、電子書籍ライターなどが兼業として人気です。
ライター業はパソコンとネット環境があれば作業ができるのが魅力。時間や場所の制約なく働けるので、自宅はもちろん、移動時や待機などの本業のすきま時間にも作業が可能です。
受注する仕事量も自分で調節できるため、無理なく兼業することができます。
動画編集者
動画編集スキルのある方は、副業や兼業で動画編集者をするのもおすすめです。動画編集者はYouTubeに掲載する動画や、広告動画などを編集する仕事です。
仕事の受注から納品までがすべてインターネット上で完結するので、副業・兼業向きの職業だといえます。
また、動画編集スキルが身についていくのもメリットです。現代はどの分野においても動画コンテンツが欠かせないものとなっています。動画編集スキルを身につけることで、本業にも活かせる可能性が高いでしょう。
ネットショップ、せどり
会社員の副業や兼業で人気なのがネットショップ運営、せどりです。
ネットショップやせどりは、ネット上で商品の売買をする商売です。このうちせどりは、商品を安く仕入れ、高く売るビジネスのことを指します。
近年は「BASE」「STORES」など、ネットショップを簡単に開設できるサービスも充実しています。これらを駆使すれば、商品の登録をするだけで販売・決済までできるので大変便利です。ネットショップ開設サービスによっては梱包から発送まで委託できる場合もあり、自宅に在庫を置かずにショップ運営をすることもできます。
副業・兼業でプラスアルファの収入をゲットしよう
副業と兼業はほぼ同義であり、それぞれ「本業以外で収入を得る」というのも同じです。副業・兼業を始めると、会社員の収入に加え、プラスアルファの収入が手に入ります。これにより生活を豊かにできるだけではなく、新たなやりがいや、スキルが獲得できるメリットもあるのです。
副業・兼業が気になっている方は、これを機にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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