フリーランスは自由な働き方が実現できることが魅力です。しかし実際には、フリーランスならではの悩みを抱えている人も多く見られます。ここでは現役フリーランスに多い悩みや、その解決策をご紹介します。
フリーランスによくある悩みとは? 現役フリーランスの声
企業に所属せず、自分で仕事を受注して働くフリーランスには、フリーランスならではの悩みもよく耳にします。
さっそく、現役フリーランスによくある悩みをチェックしてみましょう。
悩み①:営業と業務を並行しなければならず、忙しい<
フリーランスになった場合は自分から積極的に営業をかけたり、提案をしたりして能動的に仕事を獲得する必要があります。しかし営業活動だけでは収入はゼロですので、並行して案件をこなすなどして利益を得る必要があります。
その結果、「毎日目が回るような忙しさになってしまう」という悩みを抱えてしまうケースがあります。事実、現役フリーランスに話を聞くと「セルフブラック状態になり休息が取れない」という悩みを持っている方はとても多いです。
悩み②収入が安定しない
多くのフリーランスにとって、「収入が不安定になりがち」という要素は大きな悩みの種です。フリーランスの収入は受注した仕事の量や単価によって上下します。しかしながら、フリーランスの案件数は社会情勢や需要の変化の影響を受けやすく、いつも自分の希望に合う仕事が見つかるとは限りません。
そのため「仕事を探してもいい案件が見つからず、収入が減ってしまった」という悩みや、「単価の悪い案件しか見つからない……」といった悩みを抱える方も多数います。
悩み③受注してから「イメージと違う」と感じる仕事もある
フリーランスの中には、「いざ受注したら作業に多くの時間がかかってしまった」「報酬に対し工数が多すぎる」などの悩みを抱える人も。また、「質問をしてもクライアントが連絡をくれない」「連絡が頻繁過ぎて疲れる」といった悩みを感じる人も多いようです。
悩み④:スケジュール管理が上手くいかない
フリーランスの場合、複数のクライアントから案件を受注して納期が重なってしまったときに「スケジュール管理が上手くいない」と悩みを感じる方も多いです。その結果「休息時間を削って作業を進めたので休めず、すぐに体調を崩してしまう……」などの悩みを抱える場合もあります。
フリーランスの悩みを解消するには? 効果的な対策法
フリーランスによくある悩みを解消するには、次の4つを意識してみましょう。
フリーランスエージェントを利用する
「営業と業務を並行するのが大変」「案件が見つからない」という悩みを抱えるフリーランスは、フリーランス向けのエージェントサービスを利用して案件を獲得するのも良い方法です。
エージェントサービスに登録すると、自分の保持スキルや希望条件にマッチした案件を紹介してもらえます。営業や事務手続きも代行・サポートしてくれるため、業務に集中したい場合は検討してみても良いでしょう。
継続依頼のあるクライアントを狙う
「収入が安定しない」とお悩みの場合は、継続依頼ありと明言しているクライアントを選ぶことをおすすめします。また継続案件が取れない場合は、単発案件で実績を積んでから挑戦すると契約に結び付くことがあります。
特にフリーランスになりたての頃は実績も少ないため、収入面で悩みがちなもの。まずは実績作りから意識してみるとよいでしょう。
受注条件を事前に細かく確認する
「受注後に自分には合わなかった、と感じることが多い」というお悩みを経験したことがある方は、あらかじめ受注する条件を明確にしておくことが重要。また、案件応募の際に不明点がある場合は、クライアントへ細かな条件を確認しておくと良いでしょう。
代行サービスを活用する
「スケジュール管理が上手くいかない」という悩みの解決策には、秘書や代行サービスを活用する手段が挙げられます。自分の代わりにスケジュールやタスク、電話応対などを管理してもらうことで負担が減り、効率的に業務を進められるようになります。
自宅公開は避けたい! フリーランスならではの悩みを回避する方法
フリーランスならではの悩みとして「自宅住所を公開するのが不安」というものもあります。
ネットショップや営業用のWebサイトを開設する場合、拠点となる住所を表示することとなります。しかし在宅でフリーランスとして活動する場合、「自宅」が拠点住所となるのです。
自宅住所が第三者に簡単に見られてしまうということは、いたずらや嫌がらせ、犯罪などのリスクが生じます。特に女性やご家族と暮らしている方の場合、このようなリスクは最小限にしたいですよね。
自宅住所についてのお悩みを解決するには、「バーチャルオフィス」を借りるのも手です。
バーチャルオフィスは「事業用の住所」を借りられるサービスです。バーチャルオフィスの住所はWebサイトや名刺などにも使用可能で、郵便物が届いた場合には自宅へ転送してもらうこともできます。
バーチャルオフィスはレンタルオフィス等のサービスに比べ、低コストで借りられるのも魅力です。物理的なオフィススペースが不要な場合は、バーチャルオフィスの利用を検討してみると良いでしょう。