フリーランスが収入アップを目指すには、自ら営業活動をおこない新規顧客(またはクライアント)を獲得するのが主な手法です。その際には、フリーランスとしてさまざまな「心構え」が必要になるのをご存じでしょうか?
本記事では収入アップを目指すフリーランスの方に向け、重要となる心構えについてお伝えします。
フリーランスの基礎となる心構えは?
近年では多種多様な分野で「フリーランス」として働く方が増加しています。これを読まれている皆さんの中にも、これからフリーランスとして活動していきたいと考えている方もいるかもしれません。
フリーランス1本で生計を立てるには、まず「継続した案件の受注」が必須となります。その際にはフリーランスとして相応の心構えが必要です。まずはフリーランスに必須ともいえる“基本的な心構え”を知っておきましょう。
心構え①:常にクオリティの高い納品物を提供する
数多いるフリーランスから自分を選んでもらうためには、納品物や商品・サービスなどのクオリティを高める心構えが重要です。クライアント側からすれば、毎回期待以上のクオリティの仕事をしてくれるフリーランスには安心して任せられますし、「またお願いしたい」と感じます。
継続案件を獲得するためにも、手を抜いたりせず、常に全力で仕事へ取り組む心構えを持っておきましょう。
心構え②:向上心を持ち続け、新たなスキルを身に付ける
継続して案件を受注するためにもうひとつ重要な心構えが、「向上心を持つ」ということです。クライアントの求めるものは時代と共に変化していきます。特にIT分野やWEB関連などのデジタル技術に関連する業界では、フリーランスに求められるスキルも日進月歩で変わっていきます。
それ以外の業界であっても、新たなスキルや専門性の高い技術・知識を身につける心構えは、フリーランス自身の価値を高めるために必要です。
「誰でもできること」ではなく「あなたしかできないこと」を見つけ、高めていく心構えを忘れないようにしましょう。
心構え③:コミュニケーションは綿密に
フリーランスとしての実績がないうちは、クライアント側も探り探りの状態で商談に臨みます。クライアントも人間ですので、連絡をまめにくれる人、対応が丁寧な人と仕事がしたいと考えるはずです。そのためコミュニケーションが円滑であればあるほど、受注の確率が上がります。
一方コミュニケーションに問題があるフリーランスの場合、信頼を得ることはできませんし受注にも結び付きにくくなるでしょう。クライアントとの連絡や打ち合わせをする際は「素早く」「細かく」かつ「丁寧に」対応する心構えが大切です。
フリーランスとして収入アップを目指すために大切な心構え
ここまではフリーランスの基礎ともいえる心構えについてお伝えしました。ただ、より収入アップを目指すなら、次のような心構えも必要です。フリーランスとして収入アップを目指すうえで重要な心構えについて、1つひとつ見ていきましょう。
「効果的な営業をする」という心構えを持つ
収入アップを目指すうえで重要なのが、「相手が契約したくなるような効果的な営業をする」という心構えです。
新規顧客を開拓したい場合、相手のニーズにマッチする営業活動をおこなわなければ効果は得られません。紋切り型の営業トークではなく、「相手が何を求めているのか」「自分と契約することでどんな価値を与えられるのか」といったことを具体的に伝えることが重要です。
複数クライアントと取引を増やす心構えも重要
フリーランスの収入アップには「複数のクライアントと取引をする」という心構えも必要です。フリーランスの場合、取引をするクライアント数が多ければ多いほど収入アップにつながります。
また、常に多数のクライアントと取引をすれば収入源を分散することになり、万が一どれかのクライアントとの関係が終了しても、安定した収入をキープしやすくなる効果もあるでしょう。
フリーランスとしての飛躍を望む方は、「常に新規開拓をする」くらいの心構えでいるようにしましょう。
単価交渉をする心構え
収入アップでもうひとつ大事な心構えが、「単価そのものを上げる」ということです。駆け出しのころは実績作りのため低単価で仕事を引き受けるフリーランスも多いですが、そうなると収入を増やすには多くの「時間」を費やさねばなりません。同じ月収50万でも、毎日働くのと週に2日しっかり休めるのでは大きな違いです。
より短い時間で高収入を得るためには、単価交渉をする心構えを持つことも大切です。またそのためには、高い実績を積み重ねる心構えも重要となります。
フリーランスのビジネス拡大、「自宅が拠点」はリスクあり?
フリーランスの中には、ビジネス拡大による収入アップを目指すため、法人化(法人登記)を考える方も多く見られます。ただし、自宅を拠点にお仕事をされているフリーランスは注意が必要です。
フリーランスが法人登記をする場合、自宅が拠点であればそのまま「自宅住所」で登記をすることになります。しかし登記をしたあとは「請求さえすれば第三者が情報を閲覧できるようになってしまう」というリスクが生じます。また、お住いの物件が賃貸である場合、法人登記に使えないケースも多いのです。
このような場合は「バーチャルオフィス」を借り、ビジネス&登記用の住所を得ることをおすすめします。
心構えが大事! フリーランスで収入増を目指そう
フリーランスとして収入アップを目指す際には、さまざまな心構えが必要です。特に現在は日々新たなフリーランス人材が現れている時代ですので、「仕事のクオリティを高める」「過去の自分を超える」といった心構えは基本かつ重要だといえるでしょう。
また、収入アップのために法人化を目指す場合は、バーチャルオフィスの活用も視野に入れてみるとよいかもしれません。